悲しい生き物

こんにちは、黒川です。

 

スタッフブログのネタを考えるのも3回目、

早くもネタ切れの時間がやって参りました。

 

ネタが無いので趣味の話をしましょう。私の趣味は映画鑑賞です。

映画鑑賞を趣味にしていると、度々聞かれるのが

『オススメの映画ってある?』

です。

もちろんあります。映画ファンはお気に入りの映画をオススメするのに飢えた生き物ですので。

私も聞かれれば意気揚々と好きな映画の話をしようとして、大抵は思い直します。

映画ファンにあるもう一つの習性、

『映画ファンは映画の評価に自分の主観を重視しがち』が出てしまうせいです。

 

映画の評価というのは、とても分かれやすいものです。

『ミスト』と言う映画がその代表例でしょうか。

詳しいことは語りませんが、絶世の大傑作だと言う人も多ければ、もう二度と見るまいと誓う人も多い、そのような映画です。

当然この映画を最大の傑作と言えば、どこからか反論が飛んできて言い争いになることも珍しくはありません。

他の映画でも大なり小なりそのようなことが起こり、主義主張をかけて論争を繰り返し、

最終的にそれぞれが『自分が好きならそれでいい』と言う方向にまとまって行きます。

これが『映画ファンは映画の評価に自分の主観を重視しがち』の原因です。

それを抑えることができないと、オススメを聞かれて

『貞子vs伽耶子』とか『ホット・ファズ』とか『シャークネード』とかを

紹介することになります。

 

映画ファンはなによりも映画自体が嫌われてしまうことを恐れています。

しかし迂闊に趣味に合わないものを勧めてはそうなってしまうことは明らかです。

なので映画をオススメするときは、自分の一番好きなものではなく、

相手が好きになってくれそうなものをこそオススメしたい所です。

そして「今までどんな映画見た?」とか「好きなジャンルは?」とか根掘り葉掘り聞こうとして、

そっと距離を置かれる悲しい生き物が生まれるのです。

 

私のことですね。

 

 

次回の担当は山崎です。

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